• 文字の大きさ
  • 普通
  • 拡大
  • サイトマップ
  • お問い合わせ
グローバルナビ表示切り替えボタン

整形外科

当院の整形外科のご紹介です。

Orthopedicsurgery - Department

診療日・診察時間については、診療科のご案内をご覧ください。

整形外科の紹介

骨折などの外傷、脊椎疾患(腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症による椎体骨折、頚髄症など)、変形性関節症(股、膝関節など)、手の外科疾患(上肢の腱、末梢神経障害、関節疾患など)、スポーツ障害や関節外科疾患、関節リウマチ、骨粗鬆症など保存療法から手術に至るまで対応しています。

ボツリヌス療法について

ボツリヌス療法とは

ボツリヌス療法とは、ボツリヌストキシンを有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。一時的に筋肉を麻痺させて緊張をやわらげ、関節を伸ばすことができるようになります。この治療法は世界中の国々で認められており、日本でも疾患によっては医療保険の適応が認められております。

ボツリヌス療法の保険適応疾患

脊髄損傷・脳卒中などに由来する上肢下肢痙縮(けいしゅく)

神経の異常で筋肉がかってに緊張しすぎた状態になり、手足の関節が曲がったままの状態になったり、つっぱって動かしにくくなる病気です。

痙性斜頸(けいせいしゃけい)

自分の意思に関係なく首の筋肉が緊張し続けて特定の方向に曲がってしまい、正面を向くことができなくなる病気です。

※当院では成人を対象に治療を行っております。

ボツリヌス療法の効果

  • 手足の関節が動かしやすくなり、日常生活の動作が行いやすくなる
  • 関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぐ
  • 介護の負担が軽くなる
  • リハビリテーションが行いやすくなる
  • 痙縮(けいしゅく)による痛みがやわらぐ
  • 関節を伸ばす手術の準備段階として行う

ボツリヌス療法の流れ

  1. 診察
    患者さんの「痙縮の程度」や「日常生活動作で困っていること」「治療を受けられるかどうかの判断」「治療の目標」「手術との併用」など医師による診察を行います。
  2. ボツリヌス療法の実施
    つっぱりのある筋肉ひとつひとつに薬を注射します。症状により1カ所から十数カ所になります。
    施術後は理学療法士などの専門スタッフと医師が連携し、筋肉の動きを確認しながらより効果の高いリハビリテーションを行います。
  3. 痙縮の再発
    ボツリヌス療法1回の効果期間は3~4カ月程度とされています。その後再施術するか、手術など他の方法へ変更するか随時検討していきます。
  4. 2回目以降の治療
    3カ月程度を目安にボツリヌス治療を繰り返すことができます。以降は経過観察と治療を繰り返しながらリハビリテーションを進めていきます。

※治療の間隔には個人差があります。

ボツリヌス療法の費用

ボツリヌス療法は保険が適応されますが、注射薬自体が非常に高額なため、投与の量(単位)に応じて治療費は大きく異なります。

※高額療養費制度の対象となる場合があります。(詳しくは窓口にお尋ねください)
※重度心身障害者医療費の助成対象になります。

下記の表は、単位に応じた医療費の目安としてご参照ください。

入院

医療保険3割負担 60,000円~
医療保険2割負担 40,000円~
医療保険1割負担 20,000円~

診察について

ボツリヌス療法を希望される場合は、まずは一度整形外科外来を受診していただく必要があります。医師が患者さんの症状を判断した上で、ボツリヌス療法の治療日を決定します。

※初診当日には治療できませんのであらかじめご了承ください。

窓口:整形外科外来

TEL:0186-62-7001(代表)
※交換が出ますので、ボツリヌス療法の件で整形外科外来へ取り次ぐようお伝えください。